新しいどんぶり

が早速昼前にやってきたが、これが一日のクオリティ低下に繋がった。

というのもどこかのアホが朝の7時まで起きっぱなしで……なにしてたっけ?旅行動画とか見てたような……とにかく時間を浪費してしまったので、まとまった睡眠を摂らないままなんとなく起きてしまったのである。

 

その後はペルソナ3を触りながらぼんやりと時を過ごし、映画館に『哀れなるものたち』を見に行った。

これは思考実験や架空歴史ものとしての出来がきわめて良い一方、やたらと体当たりの演技を見せるエマ・ストーンがちょっと鬱陶しく感じたりもした一品だった。

赤ん坊の脳みそを母親にブチ込むことで人間の一生を別の側面で見せるっていう寓話っぽい筋書きなんだけど、障害者のものまね……というよりは子供のものまねなんだが……とにかくそれが真に迫りすぎてて気分が悪くなった。

子供の純真さや恐ろしさを余すことなく描いている筋書きは素敵だけど、いざ目の前にそういった存在が出てくると生理的な嫌悪感が抑えられなくなるから普通に不快だった。

だからまあ今のような扱いになるんだろうな。しんどいものは皆見たくないし、自分もしっかり皆に入っている。

お話は面白かったので本で読みたいな。

 

帰りに雨が降ってきたのでタクシーを使うことにした。

前使ったのは発熱したときで、『バービー』を見た帰りだったな。

残暑もいいところなのに凍え死にそうだった。

ものすごくお腹を下したからたぶん腹関係なんだけど、盆休みと被ったから原因は分からずじまいでちょっと怖かったりする。

 

その後はゲームの身内試合をやった。俺はこれが極めて嫌いで、自分が運動神経が悪いこと、一定以上のレベルになるとゲームをやり込めなくなること、ひいては現実でも何も為せなくなることがさらけ出される気がしてしまう。

数年やると必ず友達の中では一番下手くそになっている。周りも薄々分かっているが、誰もそれを明言しないし、言われてもどうしようもないのが嫌でしょうがない。

にしてもLoLはおかしい。

一回人に言われたことに苛つきすぎて手指が動かなくなった事がある。ピアノの発表会なんかでなる話は聞いたことがあったが、そのレベルのストレスを与えれるゲームっておかしいよ。

 

最後にTHがボコボコに負けるところを見た。

自分はベテランが終わるときは失敗を避けるようになった瞬間なんじゃないかな、とLoL選手に関しては特に思う。

Fakerは失敗しようが構わないからお前らをぶっ潰してやる、というマインドセットがプレイから見える。だから怖いのだ。

この姿勢が特に強いのが彼としのぎを削った向こうだと第二世代と言われるプレイヤー、Rookie、Xiaohu、Scoutあたりだと思う。

特にXiaohuは技量に関して言うなら下から数えたほうが早いかもしれないが、いつだって勝ちに貪欲に食らいついてくる。だからWorlds常連なんじゃないかな。

今回のTHは盛大に失敗したわけだが、midのPerkzがEzrealという消極的にしか見えないオフメタpickをして沈んだのでこいつは終わったのかな、と思ってしまった。

かつて世界一このゲームを愛し、世界の頂点に立った男たちは、一人ずつただの人になってしまうのか。それは悲しいな。