休日となると休んでしまいたがるのか、5時間と3時間、足して8時間寝てしまった。
今日の朝食はステーキと卵。とんでもない贅沢メニューだ。
たまにこういったものが食べたくなるし、食べたいときに美味しいものを食べたので天にも昇る心地だった。
のが記憶に残っている。
竜巻を追っかけるクレイジーな一家に呼ばれたエリート組が初対面でデカいステーキと目玉焼きを振る舞われ、そのワイルドさに目を白黒させるシーンだ。
とにかく一つのフライパンで両方サッと調理して皿に盛り付けるビジュアルが圧倒的にうまそうだった。自分が凝った料理を作りたがらないのもあるいは……いや単に洗い物が嫌なだけだな。
たまたま関連するXのポストを見たので軽く調べてみると、アメリカでは勝負の日の朝に食べる定番メニューらしく、NASAの宇宙飛行士の出発前や、海兵隊の出撃前に食べられているそうだ。
19世紀のオーストラリア料理が初出という説や結婚式料理が初出という説があったりするが、とにかく第二次大戦時に海兵隊に振る舞われはじめ、兵士が帰って来るや否や全米で「勝負メシ」のポジションを確固たるものにしたらしい。
だから美味さや栄養はもとより、縁起ものとしての側面も強いメニューになる。悪の蛮族国家平定記念メニューってわけ。
ちなみにそんな朝食を食べた自分はグーグー眠って日本の経済にそよ風ほどの打撃を与えることになった。これを知れば彼らも少しだけ鼻が高くなるかもしれないな。
起きたらまた飯である。サイゼリヤに行くことにした。
ここのペペロンチーノが昔好きだったが、度重なるリニューアルでついに好みの味から遠ざかってしまい悲しい気持ちになった。
卓上調味料の種類も減少しているし、好き勝手遊べるレストランでなくなっていくのが辛いが、全力で抵抗しているのは伝わるので文句が言えない。たぶん外食チェーンで一番低価格に真摯なところだと思うし。
その後は家に帰ってゲームしてブルーアーカイブ、今に至るというわけだ。
こうやって振り返ると一日が短すぎる!
出かけてなにかをしていないと恐ろしい速度で月日が飛び去ってしまうと再確認し、戦慄してしまった。